子は宝

お盆の最中に外ヶ浜町立三厩中学校へ遊びに行って来ました。

以前校長先生にお話を伺いにお邪魔した時、校長先生が校内の教室に作った資料館的な教室を案内してもらったんですが、写真を撮り忘れたので今度こそは撮ろうと思ってうるさい盛りの子供たちを連れてお邪魔させてもらいました。


この資料館を作ろうと思ったキッカケが、全国から三厩中学校に先生方が来訪するにあたり(何か教育的な取り組みの1つでしたが詳しい事は忘れましたw)、倉庫化していた教室の片付け作業をしていたら、昔の色々な物が出てきて、『これは捨てられないだろう』という物を集め、たった一人で資料をまとめ作ったそうです。

『物』というのは、その人の価値観によって色々な形に姿を変えるものです。
きっと校長先生のアンテナにビビッと来たのでしょう。


画像を見てもらえると分かると思いますが、とても見易く整理されていて、新旧の比較も出来るようにしてあるのは、無知な自分でもとても興味をそそられます。

また校長先生は、『子供たちが自分の地域の事を知らなさすぎる』ともお話してました。

そこで、自ら『教科 三厩』という教科を作り、その教科書まで作ってしまったんです。私も一部頂いて拝見しました。


 内容は三厩の歴史は勿論ですが、普段見過ごしていた面白い場所や地域で頑張る人たち、三厩出身で活躍した人やその痕跡等も記載しておりました。

おそらく机に座っているだけではわからない事等もあり、作成にあたり色々と取材活動をした事が伺えます。

自分たちが各教科で使っていた教科書というのは、説明だけのものでしたが、校長先生の教科書は必ず最後に問題提起があり、子供たちが自ら地域の事を真剣に考える様な構成になっています。

今の教科書ってそんな感じなんですか?☺

自分も読み始めたら面白くて、仕事中にも関わらずのめり込むように一気に最後まで読んでしまいました。

ものを知る=楽しい
勉強の基本を思い出すような教科書でした。

 この教科書は、地域の歴史を知り、地域の良さを再認識し、いずれ自分たちが地域の為に何が出来るのか?を考えさせられます。

地元に戻る事だけが地域の為になるとは限りません。遠く離れた地からでも何かしら自分の生まれ育った地域に貢献できる事の可能性にも気づかせてくれもののような気がします。

『教科 三厩』
是非とも皆さんに手に取ってもらいたい1冊です。


 笑顔が親しみやすい三浦博英校長です☺

体育館も開放してくれて、うちの子供たちは楽しく走り回ってました。

『もっともっと地元の人が学校に遊びに来てくれると良いなぁ』と最後に言ってました。

PS.校長先生は私の高校の、しかも部活(ハンドボール部)の先輩でもありました(゚∀゚)

良いびょん@奥津軽

青森県津軽半島の北部に位置する奥津軽。「冬の間は体育座りでじっと春を待っている」そんなゆる~~い人たちのたまり場。「田舎」「地域活性化」「過疎地」「自然」「美しい」「魚介類」「山菜」「パワースポット」「田舎でもできる事業」等のキーワードに関する事を複数名で発信して行きます。よろしくお願いします。

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